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本 の記事一覧
23年前の 
2008.07.17.Thu / 22:10 
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帯に「映画化=今春公開」と書かれていますが、23年前の帯です。
最近は 目に留まる本がないので 23年前に読んだ本を読み始めました。
買う時に帯があったものはそのまま保存するので、昔昔の本を取り出すと 面白かったりします。
読むのは3回目かな?印象とあらすじは覚えてますけど、詳細はさっぱり覚えてません(^^;;
映画が見たかったけど、見られなかったので買った本です。
あとがきにも書いてありますが、映画の原作なのだか、映画のノベライズ本なのだか不明です。
でも とてもよく出来たノベライズ、って気がします。
情景が鮮やかに 色彩まで浮かび上がってくるような表現なんです。
後にビデオを見ましたが、内容はほぼ同じだったような気がします。

本の内容は今日の日記には関係ないのですが、前述のように 昔の帯を見ると 何時なんだよ!と面白くなります。
で、この本には 珍しくこんな物まではさんでありました。

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よく本の間に挟まってる 新刊案内?見たいなもの。
いつもなら 目を通したら捨てちゃうのに、なぜか とってありました。
’85ですって。23年前・・・・・・
高校生だよ。。。。。。
電車通学だったから 毎日本は持ってたんだよね。
そして 開いた中には こんな方々が!

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若いというより幼い 原田知世と 若い 志穂美悦子だよ。
角川映画 全盛期ですね・・・・・・・なつかしやぁ〜〜〜
(って ある年齢以上じゃないと 全然懐かしくないけど)

そして 中には しおりが!
若き日の シルベスター・スタローンです。
この頃は ランボーかな? 若いぞー。今と比べると格好いいぞ!

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ってことは 同じだけ 自分も年をとってるってこと!
さて ゆっくりと 読む事にしましょう。
* テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌 *
不都合な真実 
2007.09.28.Fri / 21:31 
地球のためにあなたが出来る最初の一歩は、この事実を知ることだ。
あなたはこの驚くべき現実に向かい合いますか?
それとも目を背けますか?


映画も話題になりましたが、それに先んじて出版されたようです。
図書館から借りてきました。
本屋で立ち読みした時は 写真ばかりで 字が大きくて 値段ほどの本なの?って 思ったのですが、写真があるからこそ 訴えたいことが伝わるんですね。(字は レイアウト的に大きすぎだと個人的には思うけど)
まだ 最初の方しか読んでないのだかけれど、
「地球を何とかしなくちゃ いけないよ」
って 気持ちになります。
このまま何もせずにいたら 天災は増え、食料も足りなくなり あっという間に人類滅亡の日が来てしますんじゃなかろうか、と 空恐ろしくなります。
冒頭の 消えてしまった氷河の写真だけでも どれだけ温暖化がすすんだのか よく判ります。
車に乗っても パソコンを使っても二酸化炭素は出るのだけれど、なんとか全地球規模でがんばらなくてはいけないよ、と 思います。

ミャンマーのニュースを聞きながら、不都合な真実のチャド湖の写真を見ながら、娘と虐殺の話をしました。
ミャンマーやボツワナや南アフリカ。
娘は南アフリカのアパルトヘイト政策の時の実話、「遠い夜明け」の話をしたら、とても興味を持った様子でした。あんな意味深い本は興味を持ったときに是非 読んでほしんだけど、残念な事に本は実家に置いてあるんです・・・・
今度 実家に行ったら 忘れずに持ってこなくちゃ。
「不都合な真実」も とても興味を持った様子なので、安い方の本でも 買おうかな。



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なつかしの竹宮恵子 
2007.04.11.Wed / 21:32 
本を読むのは昔から大好きで、小説 漫画 共によく読んだけど
漫画の本は今までに10冊も買っていない。
小説は買わずにはいられないんだけれど、漫画は 一度読んだら捨ててしまうもの的な感覚があって、買うのがもったいなくて買う気になれなかった。
その数少ない 自己所有漫画本だったのが 竹宮恵子の「イズァローン伝説」愛蔵版。
たしか 初めて読んだのは中学の頃で、もちろん友人から借りて読んだのだけど、結婚してから急に思いだして大人買いしてしまったものだった。
引越しの時に泣く泣く処分してしまったのだけど、娘が最近「あれが読みたい」と騒ぐのをいい事に また 買ってきてしまった_(^^;)ゞ
もちろん 主人には内緒なので娘の本棚にあるんだけど・・・・
(バレるのは時間の問題だけどね。)
やっぱり 好きだわ。絵もいいし 最後は 何度読んでも泣いちゃうのよね。
もう 手放さない事にしよう。

そして 「地球へ(テラへ)」
なぜか 今頃 アニメが始まったんですって?
なんで 今頃?
娘が教えてくれたんだけど、もう 今週から土曜日楽しみにしちゃうよ!
もうほとんど ストーリーを覚えていないんだけど、本 買っちゃおうかな。
漫画の本だけど 自分が好きだった本を 娘が夢中で読んでるって なんだか うれしいわ。

と、娘を出汁に いまさら 漫画の本を買う 母親であった。えへへ〜〜〜(*^.^*)

 

でも 風と木の歌 は好きじゃない・・・
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?//フィリップ・K・ディック 
2006.11.07.Tue / 12:12 
長く続いた戦争のため、放射能灰に汚染され廃墟と化した地球。生き残ったものの中には異星に安住の地を求めるものも多い。そのため異星での植民計画が重要視されるが、過酷で危険を伴う労働は、もっぱらアンドロイドを用いて行われている。また、多くの生物が絶滅し稀少なため、生物を所有することが一種のステータスとなっている。そんななか、火星で植民奴隷として使われていた8人のアンドロイドが逃亡し、地球に逃げ込むという事件が発生。人工の電気羊しか飼えず、本物の動物を手に入れたいと願っているリックは、多額の懸賞金のため「アンドロイド狩り」の仕事を引き受けるのだが…。
《Amazon ブックレビューより》




好きなSF小説は?と聞かれたら、この本と「夏への扉(ロバート・A・ハインライン)」と「2001年宇宙の旅(アーサー・C・クラーク)」の3冊を上げます。
Amazonのレビューは本当に簡単な あらすじであって、こんなSFアクションチックな物語ではありません。生きるとは?愛とは?人間とは?と、主人公リック・デッカードと共に考えることになります。
アンドロイドといっても 人間と区別が付かないほど精巧に作られた人工生命体です。知能は普通の人間以上であり、身体能力ももちろん上であり、感情も人間のように表します。しかし、彼らは機械なのです。どれだけ人間に近づこうと 彼らは ほぼ4年という短い寿命しかありません。
人間と区別する方法は ほんのわずかな感情移入度を測定すること。
逃亡アンドロイドを「処分」する職業、「ブレードランナー」のリックは 彼らを追いかけるうちに、命の違いがわからなくなってきます。

結末は 彼がベッドに倒れこみ眠りに落ちたシーンで終わります。
はじめに読んだときは、リックが人間であることに疑いを持ちませんでした。
とても人間的な結末だと 感じました。
今回も、読み終わった直後は とても幸せな「ハッピーエンド」と感じました。でも でも でも・・・・・
どうして プリスを撃ち殺すことが出来たの?
自分に試した感情移入度テストの項目は アンドロイドに関してだけだった・・・・・
リックの動物は結局死んでしまった・・・・
いつ デイブと話をしたの?
電気羊の夢を見ていたのは 誰なの?
リックなの?
リックって 人間だったの?????
ことによって ブレードランナーとしても記憶を埋め込まれた・・・・・? ? ?


命って なに・・・・・?


やっぱ もう一回 読もう。



ダヴィンチ・コード --ダン・ブラウン−− 
2006.05.10.Wed / 19:10 
ルーブル美術館館長のソニエールの死体が発見された。
グランド・ギャラリーに横たわる、ダヴィンチの「ウィトルウィウス的人体図を模したと思われる彼の死体は 何を語りたいのか・・・?
ハーバード大学教授のラングドンと、ソニエールの孫で暗号解読官であるソフィーは、残された暗号を解くために 逃亡する。
そして その謎とは・・・・?!

ちょっと↑の表現は間違ってるかもしれないけど、というようなお話。
めまぐるしく場面が変わり、世界中で物語が係わり合い、ジェットコースターのように走り続けるのですが、ほんの2日ほどの物語です。
確かに 面白かったです。
これを映画で見たら とっても面白くて、その足で原作を買い求めることでしょう。ページをめくるごとに、行った事もない場所の風景が鮮やかに脳裏に浮かんできます。
でもね、この面白さは 小説を読む面白さではなく、とても上手にノベライズされた映画が原作の物語を読んでいる面白さなんですよ。
上巻で犯人も結末も大体わかっちゃったし、それでもって結末は思ったとおりだったし、ダヴィンチの謎って この程度?って感じだったし・・・
確かに 面白いんですよ。どんどん先を読みたくなるんですよ。
でも なにか足らないのよね。最近のベストセラーって こんなものなのかなあ。またもや 期待が大きすぎた感があります。
同じ様な系列だったら、トマス・ハリスや トム・クランシー、マイクル・クライドンの方が面白いと思う。
もうちょっとでいいから 「ダヴィンチの謎」を掘り下げてくれたら もっともっと面白かっただろうに・・・・
どちらかというと 「ダヴィンチ・コード」というよりは
この暗号は「ソニエール・コード」なんじゃないだろうか?
だって ダヴィンチが謎を仕掛けたわけじゃないもの。
てな訳で とっくに読み終わっていたのに、なかなか 書く気になれなかったわけです。

とはいえ、このお話を映画で見たら 絶対に面白いと思う。
だから みにいこうっと!
さらっと 読むにはうってつけの作品だと思います。

ゲド戦記3・4   「さいはての島へ」「帰還」 
2006.03.16.Thu / 20:22 
「さいはての島へ」
大賢人となったゲドと 若き王子アレンが旅をする物語。
1〜3巻の中では 一番冒険的な要素の多い物語で、子供には1.2巻よりもわかりやすいかもしれません。(うちの娘は 意味がわからんといってましたが(^^;)
内容は ジブリ映画にもなることですし、省略。
個人的には 1.2巻のほうが好きですが、いろいろと考えることが多い作品です。


「帰還」
この巻の主人公であるテナーの年齢に自分が近づいているせいか、4巻のなかで一番面白かったです。
いろいろなところで、ガッカリしたような評価が多かったので、読もうか読むまいか悩みましたが、私にはとても読後感のよい物語でした。
1〜3を読み終わってないと 面白みは半減すると思います。
子供向けのファンタジーの分類に入っているのですが、子供には読んでも意味がわからないだろうし、ある程度 年齢のいった大人(ゲドやテナーくらい)に読んでもらいたい本です。

子供が成人し、夫に先立たれ もう若くはないテナー。
火の中に投げ込まれ 顔半分に大やけどを負ってしまった テルー。
そして 3巻の冒険の後、ゴントへ帰ってきた 魔力をなくしてしまったゲド。
この3人が物語の主人公です。この巻では魔法はほとんど出てきません。物語はゲドの故郷であるゴントで 静かに進みます。
最後の最後に ゲドが
「なぜ、わたしたちはこんなことをするんだろう?」
と つぶやきます。テナーも心の中で
「私たちは いなくてもいい者なんだろうか、いなくてもいいという、どういうことんだろう?」
と 思います。これが この物語の根底にあること。
人間は なぜ 生きていくのか、それを考える物語ではないかと思います。
人間は 今 生きる為に生きている、
読後の私は そう思いました。

この巻のゲドは 魔力をなくしてしまい びくびくとおびえる元気のないゲドです。ですが 魔力のなくなった魔法使いゲドから 人間タカ となったゲドはとても魅力的です。かれこそ 理想の男 です。(*^.^*)
流れるような綺麗な日本語に翻訳してくれている 訳者に感謝です。

どうやらソフトカバー版が出るようですが、なんで文庫にしてくれないのかなあ、岩波書店さん。

       スタジオジブリ
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ゲド戦記 「影との戦い」「壊れた腕輪」 
2006.02.16.Thu / 11:28 
『影との戦い』で才能あふれるゲドは、未熟さと傲慢さゆえに 地の底から 名もなき「影」を呼び出してしまう。
「影」に追われながらも竜王となり、師 オジオンの助言により「影」と対決することを選ぶゲド。
「影」を追いながら流れ着いた孤島に暮らす老女から 小さな腕輪の片割れをもらう。
親友 カラウノエンドウの助けを得、ついに「影」の正体を突き止め 全き人間となる。

『壊れた腕輪』では 静かなアチュアンの墓所が舞台となる。
「名もなき者」に使える巫女の墓所の地下には大迷宮が広がっており、すべて食われし者=大巫女アルハは誰もいないはずの迷宮の中でエレス・アクベの腕輪の片割れを探しに来たゲドに出会う。
大巫女として育てられたアルハはゲドと語るうちに 心の中の様々な疑問に気づき、本当の自分 テナーになり ゲドと共に墓所を去る。

影との戦いで一人前に成長するゲド、壊れた腕輪で自立の心が芽生えるテナー。
どちらも面白かったけど 私はほとんどゲドの出番がない 壊れた腕輪のほうが格段に面白かった。もちろん1巻目があっての2巻目なのだけれど、作者の文章力、文章で語るのではなく 文章から考える部分、に浸りました。魔法が存在する世界のお話なんだけど、魔法は摩訶不思議なものではない という考え方が好き。
対象が小学6年生以上になっているけど、これ 小学生にわかるのか? と思い 6年生の娘に聞いてみたら「1巻目は面白かったけど、2巻目はよくわかんなかった。でも ハリポタなんて目じゃないほど 面白い!」だって。確かに2巻目は1巻目より文章が訴えるものを考えなくては面白くないから、文字を読んでるだけでは良くわからんだろうね。翻訳した方にも感謝です。

スタジオジブリで今夏 映画が公開されるようですが、どんな風になるのでしょう?
予告を見た限りでは1.2巻目とはまったく違うお話のようでしたが。映画化されることによって 買いやすい文庫版が出ることを期待します。
ハードカバーは高いし保管も大変だよー

南総里見八犬伝 
2006.02.07.Tue / 14:42 
お正月に見たドラマ「南総里見八犬伝」に母娘ではまってしまい、図書館に予約をし 全部読破しました。
と言っても 子供向けに書かれた簡単版なのですが、これが面白かった。現代語訳をした方が 少しストーリーを変えたりしてあるのだそうですが、勧善懲悪、冒険活劇って感じでわかりやすくて面白い。難をつけるなら 人が死にすぎることなんだけど、それは江戸時代に書かれたお話ということで 仕方がないのでしょう。
原作はどうなっているのかわかりませんが、このお子様版は絵に描いたようなハッピーエンドです。
小さいころ、M寺に伏姫と八房が暮らした洞穴があると聞いたような気がするんだけど(うろ覚え)、ちょっと行ってみたい気分。たかが洞穴なんだけどね。
しかし 何で 舞台が南総なんだろう? お城といったら 千葉城、大多喜城、久留里城くらいしか思いつかないんだけど、昔はお話の舞台になるほどの場所だったんだろうか?そういえば源頼朝が上陸したとか、コノハナサクヤ姫が身を投げた とか 海彦山彦だのの伝説っぽいのはいろいろあるから なんかそれなりの土地だったのかしら?

それにしても 最近読んだ本って このお子様版 南総里見八犬伝とゲド戦記ナルニア国物語モモ(読みかけ)なんだけど・・・・
全部子供向け。次に読もうと思って借りてきてあるのも ゲド戦記の2番目のだし・・・
面白いから まあ いっか!



春にして君を離れ〜〜アガサ・クリスティー 
2005.06.14.Tue / 21:14 
バクダッドからイギリスへの帰路、ジョーンは砂漠の真中の宿泊所(レストハウス)で思いがけず 足止めされてしまう。辺りは見渡す限りの砂漠と 太陽と 国境のフェンス、そして宿泊所だけ。
思わず得た時間の中で ジョーンは自分を振り返り始める。
自分が自分だと信じている「自分」は はたして本当に「私」なのだろうか? 夫は 私を愛しているのか? 娘は?息子は? 私は一生懸命になっていたつもりだったが、彼らは私とと一緒にいて 幸せだったのだろうか? 様々な思いが 彼女を捉える。
そして 砂漠の中で ジョーンは 違う自分の姿を見つける。
新たな自分を見つけ、新しい自分となり 生活をやり直そうと決意し イギリスに戻るが・・・・・

これは クリスティーの作品だが、推理小説ではない。
友達との会話の中で 急に読み返したくなり、土日で読破した。
出版日から察するに、私が初めてこの本を読んだのは 19年前。その時は「なんて バカな女なんだろう! こんな女にはなりたくない!」と思った。しかし 妻となり 母となった今 読み返すと、自分の中のジョーンに気づく。小説の中の彼女は 今でも好きなタイプではない。だけれども 私の中にも間違いなく ジョーンは存在し、そして 多分 世の「親(夫・妻)」は、ジョーンと共存している。様々な場面で 「あなたのためよ」と言う大義名分に形を変えて 顔を出す。

物語の最後で ジョーンの夫、ロドニーはつぶやく。

 君は一人ぼっちだ。これからもおそらく。しかし ああ、どうか君がそれに気づかずにすむように

読み終わって 傍らの夫に思わず尋ねてしまった。
「私と結婚して 幸せ?」
その 本当の答えは たぶん だれもわからない。

陰陽師 生成り姫~~夢枕獏 
2005.04.14.Thu / 12:39 
onnmyouji_namanarihime.jpg

一度離れた人の心は、もう、何があろうともどってはこぬ。・・・・どんなに焦がれようが、切なかろうが、もどっては来ぬのだ。それが人の世の理よ。・・・・納得できぬからこその鬼ぞ。なりたくなかったとしてもなってしまうからこその鬼ぞ−−−−・・・・人の心から本当に鬼を消してしまうには、その人そのものを消すしかない。しかし、人を消すことなぞできるものではないのだ。

生成りと化した徳子姫を追う車の中で、清明が博雅に言った言葉である。徳子は自分を捨てた男を呪い殺そうとして 鬼になりたいと願う。紅の裂衣をまとい 顔に丹を塗り、頭に五徳をかぶり 恨みを晴らそうと男の元に来たときに、博雅にその姿を見られ 恥ずかしさから 生成りと化す。
徳子は 鬼と正気との狭間をさまよいながら、博雅に抱かれ、博雅の笛を聞きながら 人である徳子姫として息絶える。

人は誰でも鬼を棲まわせているのです・・・・

鬼になるのもならぬのも 自分の心がさせるもの
人の心というものは 哀しいものです。よかれと思ったことが 逆に働いたり、優しすぎて 人の思いに気づかなかったり・・・
発行の順に 陰陽師を読んできましたが、なんとも 切ない 物語です。亡くなるとき 徳子は安らかであったと 私は信じます。

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  • Author:Moca

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